2015-07-16

7/16和訳:平和を守る人々への深い感謝をこめて

ここ最近、私のFacebookページは、老若男女、様々な人々の写真で一杯になっています。それは、日本が、憲法に謳われた非暴力の道を踏み外さないよう、デモに繰り出した人々の写真です。

私は、皆さんと共にあります!

これまで、本当にたくさんの、勇敢で優しい、平和を愛する日本の皆さんとご一緒する機会がありましたが、それは私にとって大変名誉なことです。広島・長崎を含め、日本中を巡った巡礼の旅では、一緒に走り、歩き、行進しました。よりよい世界のために出来ることをしている人たちへの尊敬の念で胸が一杯になりました。

平和への願いや祈りを全く省みない安倍首相のやり方や恐怖と支配に傾いていく全般的政治情勢に対するみなさんの絶望を、私も察することはできます。

オーストラリアも、民主主義(あるいは多数派の意見を反映する政治プロセス)からどんどん離れていっているようなのです。もやは、基本的な思いやりや常識さえ見失っているかのようです。

最近のオーストラリア政府は、再生可能エネルギーを支持するいかなる動きも妨害し、難民に矛先を向け悪役に仕立て上げ、環境や人権に関わる団体の資金集めやデモも阻害しています。そして、軍服に身を包み愛国心を煽る首相によって、この国の「対テロ戦争」は最高潮に達し、オーストラリアの兵士たちを再び中東に送り出そうとしています。そもそも、80%以上のオーストラリア人が反対していた、イラク侵略の後始末のために。

こうしたことは全て、恐怖という感情につけ込むことで、富と権力をより少ない人々の手中に納めようとする世界的傾向の一端なのではないでしょうか。そうしようとする本当の理由は、私には皆目見当がつきませんが。

ですが、私にもはっきり分かることがあります。それは、真実とつながりを求める人々の助け合いの連鎖という、もうひとつの世界的傾向が育ってきた、ということです。そして、多くの場合に、その基盤となったのは長年に渡って築き上げられて来たローカルなネットワークです。

これが日本で起きていることだと思います。皆さんを押さえ込み丸め込もうとする厚く重い毛布に無数の針穴が穿たれ、光が溢れ出しているのです。そして、その光は未だかつて無いほどに輝いています!


平和のために、歩き、歌い、踊り、祈る、全てのみなさんに感謝します。

【翻訳:宇野真介】
Peace Songs in Tokyo 2013 (Thanks for the photo Isao Kimura)

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